蜂の巣退治をするなら~蜂のリーダーである女王蜂のことを知ろう~

女王蜂の情報を押さえれば蜂の巣退治をスムーズに進められる 女王蜂の情報を押さえれば蜂の巣退治をスムーズに進められる

蜂の巣退治に役立つ基礎知識【蜂の特徴について】

蜂の習性を知らずに蜂の巣退治を試みると、営巣の再発や働き蜂による人間へ対する攻撃など、住人にとってマイナス要素ばかりが残ってしまいます。蜂の巣退治や駆除を行う際に役に立つ基礎知識を学んでおきましょう。

蜂の巣退治で最も重要なのは女王蜂

女王蜂
蜂の巣の中枢は女王蜂であり、子を産み続けることで巣の拡大をつかさどります。スズメバチやアシナガバチの女王蜂は秋ごろに誕生し、分巣したのち、翌年の営巣に向けて越冬を行います。蜂の巣退治を試みる場合、春先の女王蜂が子を産む前、営巣を始めた頃を狙うか、巣の拡大後は確実に女王蜂と女王蜂候補の幼虫を駆除することが大切となります。女王蜂の越冬時は枯れ木や石のすき間、あるいはこれまで育った巣の中に潜んでいることもあります。また、帰巣本能を持っているため巣があった場所の近くに営巣することでも知られています。冬場でも蜂の巣を見つけたら、迅速に蜂の巣退治や駆除をすることが大切です。
働き蜂
働き蜂は女王蜂の受精卵から生まれたメスだけで構成されています。巣を維持するために餌集めや、幼虫・女王蜂の世話を行うハウスキーパーとして働きます。巣に危害が及んだ時は、働き蜂が一丸となり産卵管が変化した毒針を使い、周囲の人間や動物に対して攻撃を行います。アシナガバチ働き蜂の場合、秋口の気温が下がり始めた頃が寿命です。
雄蜂
女王蜂の無精卵から生まれた雄蜂は働き蜂と異なり、毒針を持たない蜂です。繁殖だけの目的で巣に存在する蜂で、巣全体の1割程度しか生まれません。新女王蜂との交尾のためにタイミングを合わせて成長します。雄蜂は働き蜂が行うような仕事は一切行いません。新女王が分巣を行う時、同時に飛び立ち交尾を行います。交尾を終えた雄蜂は死を迎えます。交尾ができなかった雄蜂も気温の低下とともに寿命を迎えます。

女王蜂の一年

越冬から目覚め、春先になると女王蜂は営巣場所を探し始めます。体力回復のために樹液やアブラムシの分泌液などをなめ、営巣できるまでのリハビリを経て、新しい営巣場所探し始めます。その後、新しい巣で産卵を行い、最初の働き蜂が羽化するまでの1ヶ月間は甲斐甲斐しく巣作りや幼虫の餌集めに奔走します。蜂の巣退治を試みるなら、巣の小さいこの時期に女王蜂もろとも蜂退治&駆除することが一番です。

初夏~梅雨を迎える頃には、働き蜂が次々に孵化します。働き蜂の成虫が数十匹まで増えた頃を見計らい、女王蜂はハウスキーピング作業を働き蜂に委ね、卵を産むことに専念します。女王蜂は毎日コンスタントに卵を産み続けるため、この頃が一番巣の拡大が進む時期だと言えます。

夏の終わり方秋に掛けて、巣の規模もピークを迎えます。新女王蜂が生まれるタイミングと重なるため、ちょっとの刺激でも働き蜂が凶暴化しやすくなります。新女王蜂が育つタイミングで、無精卵から生まれる雄蜂も成長していきます。新女王蜂が成熟すると、雄蜂を連れて巣を飛び立ちます(分巣)。女王蜂と雄蜂は空中で交尾を行い、新女王蜂は越冬へ向かいます。これまでの巣は役目を終えて、気温の低下とともに働き蜂や女王蜂は寿命を迎えます。

新女王蜂は、蓄えてきた脂肪を消費しながら越冬します。越冬場所として倒木や枯れ木の中を選びます。場合によってはコロニーを失った蜂の巣の中を越冬場所として選ぶこともあるようですが、これはごくまれであるようです。

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